車で放浪生活をしている黒人ホーマーは、アリゾナの砂漠でエンストに見舞われた。
歩いてたどり着いた一軒家には、東ドイツから亡命してきた5人の修道女がいた。
ホーマーは水をもらい、お返しに、屋根の修理を約束した。
翌朝、テントで眠っていたホーマーは、修道院長マリアにたたき起こされた。
マリアは彼に1枚の絵を渡し、教会を建設しろと言う。
彼女はホーマーのことを、神が使わしたに違いないと思い込んでいたのだ。
彼女の熱意に押され、また、腕に自信のあったホーマーは、仕事を引き受けた。
建築資材は、修道女達が用意する。
仕事は面白くなってきたのだが、ホーマーは、粗末な食事に我慢が出来なくなった。
そこで、建築会社で働いて給料をもらい、食料品を買い込んだ。
マリアは、それが気に入らない。
2人は衝突し、ホーマーは仕事を放り出して出て行ってしまった。
数日後の日曜日、遊び疲れたホーマーが改心して帰ってきた。
教会建設が、再開する。
コミカルで、テンポの良い作品だ。
思い込みが激しく頑固一徹な院長。
気の良い黒人青年。
プロトタイプなのだが、コメディタッチに仕上げているので、上手くはまっている。