captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

さびしんぼう

尾身としのり富田靖子主演、日本の映画である。

 

大林宣彦監督、「尾道三部作」 の三作目だ。

 

カメラのファインダーが、尾道の風景を捕らえている。

 

僧侶がスクーターから降りた。

 

主人公・井上ヒロキの父親だ。

 

続いて、ヒロキの実家である寺で、母親が忙しくしている。

 

カメラの向きが変わり、近くの女子高が映る。

 

放課後の音楽室で、ピアノに向かう生徒・橘百合子を映し出した。

 

ヒロキの憧れであり、彼は「さびしんぼう」 と名付けた。

 

年末が近づき、寺の大掃除が始まった。

 

ヒロキは、同級生のマコトとカズオに、手伝わせた。

 

その時、母のアルバムの写真を風で飛ばしてしまう。

 

数日後、学校からの帰り、ヒロキはさびしんぼうと名付けた憧れの彼女と擦れ違った。

 

会釈してもらったのが、嬉しくて堪らない。

 

家に帰って、部屋でニヤニヤしながらファィンダーを除くと、白塗りの顔 ( キョンシーみたいなメイク ) をした女の子が現われた。

 

彼女は、「さびしんぼう」 と名乗る。

 

公開当時は、話題になった記憶がある。

 

今観ると、随分、退屈な作品だ。

 

事件もイベントもない。

 

日中のシーンの殆どがセピア色で、観づらい。

 

「転校生」と「時をかける少女」 は、面白かったのに。

 

しかし、理屈好きな人には、受けるのだろう。