日本の映画である。
マンガの実写版だ。
春秋戦国時代、最も西にある「秦」 国。
幼い信は、奴隷として買われていった。
道中で、彼は大軍を率いる大将軍を見て、強い憧れを持った。
買われていった先には、同年代の漂がいた。
2人は、大将軍になると夢見て、武芸に励んだ。
数年後、秦の大臣・昌文君が漂を身請けして、王宮へ連れて行った。
暫く経った、ある日の夜。
突然、血まみれになった漂が、帰ってきた。
そして、必ずここへ行けと地図を渡して、死んだ。
信は、駆けに駆けて、地図にあった山小屋にたどり着いた。
そこには、漂にそっくりな少年がいた。
少年の名は、嬴政、秦国の王である。
嬴政の弟が反乱を起こし、ここまで逃げてきていたのだった。
信は、漂が身代わりになったことを聞かされた。
そこに、刺客があらわれ死闘になるが、協力して、これを倒した。
この後、逃げ延びた軍や山の民の協力を得て、一同は都へ向かう。
信の話す言葉が、近頃の日本の若者言葉なので、台詞がとても軽い。
軽すぎて、実感がない。
これは、失敗だろう。
マンガを実写版にして成功させるのは、難しい。
ハリウッドほど、CGに予算を掛けていないから、尚更、嘘くさい感じがぬぐえない。
人気マンガの映画化は、実写よりも、アニメーションがいい。