デンゼル・ワシントン主演、アメリカの映画である。
誘拐が多発するメキシコでは、誘拐がビジネスとして成立していた。
サムエル・ラモスには、9歳の娘ルピタがいる。
身代金の為の誘拐保険をかけているのだが、更新のために新しいボディガードが必要だった。
彼は、経営する会社の業績が悪くて、安く雇える者を探していた。
元CIAのジョン・グリーシーは、かつてテロ対策をしていたのだが、辞めてからアルコール中毒で虚しく日々を過ごしていた。
グリーシーの友人ポール・レイバーンは、彼にボディガードの仕事を紹介した。
グリーシーは、ルピタのボディガードになった。
学校へ行く途中、不審な車がつけてきた。
翌日も、同じ車がつけてきたので、グリーシーはナンバーをメモした。
ルピタも、どうしたわけか手帳に番号を書き留めた。
水泳に自信がないルピタは、なかなか早く泳げなかった。
両親が、二日間出張で留守の間に、ルピタは自宅のプールで猛特訓をした。
グリーシーの指導が功を奏して、ルピタは水泳大会で勝利した。
ルピタは、ピアノを辞めて水泳を習いたいと父にねだったが、父は受け入れなかった。
別の日、ピアノ教室ルピタを送り届けたグリーシーは、待っている間に犬を散歩させていた。
時間になった頃、不審なパトカーが集まってきた。
さらに不審な車が近づいてきた。
そこに、レッスンを終えたルピタが出てきた。
「戻れ」 と叫ぶ、グリーシー。
銃撃戦が始まる。
グリーシーは、2人を射殺したものの、自分も多数の銃弾を受けた。
ルピタは、連れ去られた。
脚本が、緻密で素晴らしい。
伏線をきちっと処理していて、後で振り返って、納得できるところが多い。
観ている最中は引き込まれていて、そんな余裕はないが。