アメリカの映画である。
深夜。
保険外交員のウォルター・ネフは、一人、オフィスにやってきて、録音機に向かって話を始めた。
ある日、ウォルターは自動車保険更新のため、顧客ディートリクスンの家を訪れた。
本人は不在で、美人妻のフィリスが対応した。
フィリスは、傷害保険の詳細を聞こうとした。
それで、夫の殺害を目論んでいると感じたウォルターは、早々に引き上げた。
その後、彼の自宅にやってきたフィリスに誘惑され、ウォルターは保険金殺人の片棒を担ぐ。
後日、ウォルターは、ディートリクスンを騙して、契約書にサインさせた。
ディートリクスンは、同窓会に出席する前に、足を骨折してしまった。
フィリスの説得で、彼は列車で行くことにした。
実は、列車の事故で死ぬと、倍額の保険金が出るのだ。
出発の夜、ウォルターはディートリクスン殺した。
そして、ディートリクスンに変装し、事故を偽装した。
これが上手くいき、警察は事故死と断定した。
しかし、上司は自殺だと推測、フィリスを呼び出して話をするが、喧嘩別れになった。
同僚のキーズは、保険金を狙った殺人に違いないと捜査を始め、核心に迫る。
冒頭、主人公の独白から結論が分かってしまうのだが、これも一つの手法である。
好き嫌いが分かれるところだ。