デンゼル・ワシントン主演、アメリカの映画である。
1984年、ロサンゼルス。
新人警官ニック・スタイルズは、パトロール中にギャングの取引現場に遭遇した。
突然、ブレイクと手下のキムが銃を乱射してギャングを皆殺しにし、金を横取りした。
ニックは、ブレイクの膝を撃ち抜き、逮捕した。
たまたま、この様子を撮影していたホームビデオの映像がテレビで流され、ニックは一躍ヒーローとなった。
これが切っ掛けとなり、やがてニックは検事補まで出世する。
結婚して子供も出来、幸せいっぱいだ。
一方、逮捕されたブレイクは、獄中で復讐の炎を燃やしていた。
7年後、ブレイクはキムを伴って脱獄する。
ブレイクは、自らの死を偽装した。
そして、ニックへの復讐を始める。
ニックは、青少年のための施設を建設するための資金を集めていたのだが、それが盗まれた。
直後、彼に協力的だった市会議員が、自殺を装って殺される。
さらに、ブレイクはニックを拉致した。
彼はニックを監禁しながら、麻薬漬けにする。
そしてこの間に、ニックと女性のスキャンダルビデオを放送した。
解放されたニックは、スキャンダルの最中にあり、誰も信用してくれない。
ニックは、ついに失脚した。
ブレイク役のジョン・リスゴーが、本物の悪人に見える。
彼の演技を堪能するための作品、と言える。