アメリカの映画である。
イーノックは高校生の時、両親と共に交通事故に遭った。
両親は他界し、彼は叔母に引き取られた。
彼自身、3ヶ月も昏睡状態が続き、退院した後も高校には戻らなかった。
目覚めた時から、旧日本兵・ヒロシの霊がたった一人の友人だ。
イーノックは、喪服を着て他人の葬式に参列する「葬式ごっこ」 を楽しんでいた。
ある日の葬儀で、アナベルという少女に葬式ごっこをしていることを、見破られてしまう。
係員に怪しまれた彼は、警察に突き出されそうになったが、アナベルが助けてくれた。
イーノックは彼女に、両親の墓前で自分の過去を告白した。
イーノックは、アナベルと過ごす内に、生きる希望を持つようになっていく。
しかしある日、アナベルの脳腫瘍が再発した。
余命は3ヶ月だという。
イーノックは、彼女のやりたいことを実現させてあげようと決めた。
ところが、死に対する価値観の違いで、喧嘩別れをしてしまう。
死がテーマなので、内容は重い。
切なくて、心に残る作品だ。