多部未華子主演、日本の映画である。
15年前の大晦日、オーケストラ団員に女の子が生まれた。
父は、演奏会を放り出して病院に駆けつけた。
女の子は、爽やかな子、「爽子 ( さわこ ) 」 と名付けられた。
ある日、幼稚園で友達に、座敷童みたいといわれる。
父から「座敷童は人を幸せにする」 と教えられた爽子は、一日一善をするようになった。
小学生の時、遊具の土管から出てきた彼女を、誰かが「貞子みたい」 と言った。
当時、映画がで流行っていた幽霊の名前だ。
その頃から爽子は、内気で大人しく、引っ込み思案な子になっていく。
高校入学式の日。
爽子は、道に迷っている男の子に学校を教えてあげた。
早風翔太との出会いだ。
高校生になっても、爽子は「貞子」 と渾名されて、みんなに怖がられていた。
「貞子と3秒目を合わせると、不幸になる」 と言われ、みんなに避けられていた。
しかし、同じクラスの翔太は爽子に、普通に接する。
多部未華子の演技力が光っている。
学園ドラマの王道、といった作品だ。
出演者がみんな、丁寧に台詞を発しているので、聴き取りやすい。