シルヴェスター・スタローン主演、アメリカの映画である。
ソ連がボクシング協会に加盟した。
アマチュアの王者であるイワン・ドラゴが、アメリカを訪問する。
彼は、ロッキーとの対戦を希望した。
自宅のテレビで記者会見の様子を観ていたアポロは、エキシビションとしてドラゴと戦うことを決めた。
ラスベガスで行われたエキシビションマッチで負傷したアポロは、死亡する。
ロッキーは、悪条件を全て呑み、極寒のソ連へ向かった。
雪の中の山小屋で、道具を工夫しながらトレーニングするロッキー。
対するドラゴは、科学的なトレーニングで、サイボーグのような身体を作っていく。
人間的なロッキーと、機械のようなドラゴを対比させている。
「炎の友情」 と副題が付いているが、アポロとの友情を描いているわけではない。
弱い者が鍛えて強くなるのでもなく、敗者がどん底から立ち上がるのでもない。
だから、観ていて心が躍らない。
ラストの政治的なスピーチも、しらける。
ロッキーの身体は、完全に「ランボー」 だ。
この頃のスタローンは、ランボーの方に力を入れていたようだ。