ケイト・ブランシェット主演、オーストラリア・アメリカ合作の映画である。
2004年。
ブッシュ大統領の2期目の選挙戦は、ケリー候補と一騎打ちだった。
CBSの報道番組「60ミニッツⅡ」 は、ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑を追っていた。
プロデューサーのメアリー・メイブスは、その証拠となる文書を入手した。
文書に記されたサインの筆跡鑑定や、関係者へのインタビューを編集して、選挙の前に放送した。
その直後から、ネットを通じて文書捏造疑惑が湧き上がる。
CBSは、メアリー達スタッフの内部調査を始めた。
現役大統領のスキャンダルが、CBSによる誤報事件に発展したためだ。
金と権力があれば、真実をもみ消すことが出来る。
そのことを描いた作品である。
後味が、悪い。