日本の映画である。
横道世之介は、大学進学のため長崎から上京してきた。
入学初日、倉持一平や阿久津唯と出会い、流れでサンバ同好会に入る。
世之介は、お人好しであり、また、あっけらかんとした性格である。
同好会やバイトなど、普通の学生生活をおくっている。
ある日、高校の同級生・小沢と待ち合わせていた場所で、洗練された年上の女性・千春に出逢う。
千春は、別れ話の席に世之介を同席させた。
「いい男になりなさい。」 と言われた世之介は、そうなろうと決心する。
世之介は、友人に誘われてのダブルデートで、翔子に出逢った。
翔子は、運転手付きのセンチュリーで移動するお嬢様だ。
おっとりしていて、丁寧な言葉遣いをする。
翔子に懐かれて、2人は仲良くなっていく。
時折、16年後のシーンが出てくる。
世之介と関わりのあったメンバーが、それぞれ別の人生を歩んでいて、彼を思い出すのだ。
この作品は、2時間40分程もある。
事件も緊迫した場面もなく、30分過ぎた頃には、観るのが苦痛になってきた。
しかし、翔子が登場した頃から、楽しくなってきた。
吉高由里子の演技力が、秀でているからである。