アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア主演、アメリカの映画である。
ハワイ。
水族館で獣医をしているヘンリーは、旅行客の女性と一晩のアバンチュールを楽しむプレイボーイだ。
学生時代に痛い目に遭って、本気の恋愛に臆病になってしまったのだった。
彼は、アラスカへ行ってセイウチの生態調査をするという夢があり、準備もしている。
ある日、たまたま入った店で、素敵な女性ルーシーと出逢い、意気投合した。
明日もこの店で会う約束をして、その日は別れた。
翌日、ヘンリーが先に店に行き、後から入ってきたルーシーにジョークをかます。
ルーシーは、笑うどころかヘンリーを変態扱いした。
パニックになったヘンリーを、店主のスーが連れ出して事情を説明した。
ルーシーは交通事故に遭い、それ以前の記憶はあるが、以後の記憶は一晩でリセットされてしまうと。
ルーシーの父と弟は、ルーシーのために毎朝、同じ新聞を用意したりして、彼女が混乱しないようにしていたのだった。
事故に遭った日は、父親の誕生日だった。
そして、日曜日であり、「日曜日の朝に店に行く」 習慣があった。
朝起きた時には記憶がリセットされているルーシーにとって、毎日が父の誕生日であり、日曜日なのだ。
彼女の父から近づくなと言われても、ルーシーのことが諦められないヘンリーは、毎日、店に出向いて、あの手この手でルーシーの気を惹こうとした。
この作品は、とても感動できるものなので、これ以上書かないでおこう。
アダム・サンドラーのコミカルな演技が、いい。
コメディタッチなのだが、扱っているのはシリアスな問題だ。
ヘンリーの立場になった時、自分はそこまでやれるのかと、後で考えてしまう。