captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

旅猫リポート

日本の映画である。

 

小学生の宮脇悟は、学校からの帰り道、同級生の幸介と共に、公園に捨て捨てられていた子猫を拾った。

 

すったもんだの末、子猫は悟の家で飼われることになった。

 

ハチと名付けられ、家族同然に暮らしていた。

 

悟は六年生。

 

修学旅行の前日、旅行の準備を母に押しつけたことから、悟は母と口喧嘩をしてしまう。

 

悟は仲直りするために、父のアドバイスで、お土産を買ってくることにした。

 

修学旅行の途中、悟は教師に連れられて先に帰宅した。

 

両親が、事故で亡くなったのだった。

 

悟は母の妹・法子に引き取られ、ハチは高松の親戚が引き取った。

 

数年後、会社員になった悟は、ハチによく似た野良猫と仲良くなる。

 

その猫が、ある日、車にはねられた。

 

テレパシーで呼ばれた悟は、瀕死の猫を病院へ連れて行く。

 

猫は、ナナと名付けられ、悟が飼うことになった。

 

しかし、悟の身体に悪性の腫瘍が見付かる。

 

先のことを考えた悟は、ナナを飼ってくれる人を探す旅に出た。

 

小学時代の友人・幸介、中学時代の友人・大吾もだめで、高校時代の友人・杉の元に行く。

 

彼は、もう一人の同級生・千佳子と結婚して、ペットOKのペンションを経営していた。

 

ここから、高校時代の回想シーンが始まる。

 

「子供と動物には勝てない」 と言われているが、その通りだ。

 

ナナの演技が、素晴らしい。

 

ラストシーンは、その少し前も含めて、余計だ。

 

最後の最期まで物語を完結させてしまっているから、その後のイメージを膨らませる楽しみがない。

 

後半、悟の膝に乗ったナナが、悟の掌を舐めているところ辺りで、上手く纏めてほしかった。