第二次世界大戦中に制作された、フランスの映画である。
「犯罪大通り」、「白い男」 の二部構成になっている。
登場人物は、同じだ。
第一部の舞台は1840年代のパリ、ダンブル通り。
通称、犯罪大通りだ。
売れない俳優フレデリックは、街で見かけた美女ガランスに声を掛けるが、軽くあしらわれる。
ガランスはストリップ芸人であり、パントマイム芸人のバチストと知り合う。
犯罪の濡れ衣を着せられていたガランスは、バチストのパントマイムによって、疑惑を晴らしてもらったのだ。
バチストも、彼女の美貌に惹かれて、恋してしまう。
また、バチストが所属する劇団の座長の娘ナタリーは、バチストに恋をしていた。
バチストのガランスに対する恋心は、純粋で重い。
やがて、フレデリックとガランスも、バチストと同じ舞台で演劇をするようになった。
彼らの公演を観ていたモントレー伯爵は、ガランスに一目惚れしてしまう。
フランス映画らしく、一人の女性をめぐる物語が展開していく。
ドイツ占領下のフランスで、こんな映画を作ることが出来たのだ。