吉永小百合主演、日本の映画である。
薬局を営む吟子は、早くに夫を亡くし、女手一つで一人娘の小春を育て上げだ。
その小春が、結婚する。
吟子には大阪に弟・鉄郎がいて、披露宴に招待したものの、未達で返送されてきた。
鉄郎は、義兄の13回忌で酔っぱらって大暴れしてしまい、親戚からはつまはじきにされ、以来十年、音信不通だ。
披露宴の最中、突然、鉄郎が尋ねてきた。
酒を飲まないことを約束させ、席を作って座らせたが、鉄郎は飲んでしまう。
鉄郎は、酔っぱらい披露宴を台無しにして、帰って行った。
このことが尾を引いたか、小春はやがて離婚することに。
しばらくして、大阪から一人の女性が訪ねてきた。
鉄郎に、お金を貸したという。
吟子は、貯金を下ろして、返済した。
その後、ふらりとやってきた鉄郎。
吟子と小春は、強い口調でせめて、鉄郎を追い返してしまう。
人情に訴える映画のようで、そうでもない。
姉弟愛を描いているのかと言っても、そうでもない。
邦画って、大抵こんなかんじだ。