実在の人物の、伝記的映画だ。
20世紀初頭、テネシー州の田舎町に住むアルヴィン・ヨークは、乱暴な若者だった。
教会で集会の最中でも、外で銃をぶっ放して暴れている。
牧師の説教には、耳を貸さない。
そんなアルヴィンだが、一人の少女に恋をした。
しかし、ライバルがいて、そいつに嫌がらせをされる。
ライフルで撃ち殺してやると、意気込んだ瞬間、銃に落雷して使い物にならなくなった。
これがきっかけで、彼は敬虔なキリスト教徒になった。
第一次世界大戦が始まる。
アルヴィンは、兵役免除申請が通らず、徴兵されて戦場に行った。
聖書の教えと、敵を殺さなければこっちが殺される、という葛藤があった。
彼は戦場の英雄になっていく。
これは戦争礼賛の映画、と感じる。
キリスト教であろうがなかろうが、アングロサクソンは、殺し合いの歴史なのだ。
という作品である。