史上最低の映画監督といわれた、エド・ウッドの半生を描いている。
1950年代、ハリウッドの映画スタジオで使いっ走りをしていたエド・ウッド。
彼の夢は、映画を撮ることだ。
ある日、子供の頃の憧れのドラキュラ俳優ベラ・ルゴシに、偶然出逢った。
年老いたベラは、薬物中毒でもあり、引退していた。
エドは、彼に映画出演を依頼し、B級映画制作会社を丸め込んだ。
女装癖のあるエドは、性転換をモチーフとした「グレンとグレンダ」 を作り、発表した。
出来は最低で、地方で少し公開されただけだった。
次に、プロレスラーのトー・ジョンソンをスカウトする。
ベラを狂気の科学者役とした、「怪物の花嫁」 だ。
これもまた、さんざんな出来映えだった。
その後、エドは恋人のドロレスに去られ、自殺未遂騒ぎを越したベラを入院させた。
エドは、ベラには入院費の支払い能力がなく、余命幾ばくもないことを知らされる。
退院させて、自宅の前でエドはベラを撮影した。
このときのフィルムをもとに、エドは新たに映画の撮影を始める。
ティム・バートン監督の作品が好きだとか、ジョニー・デップのファンだとかでなければ、退屈な作品である。