冒頭、二人の男がサブマシンガンで背後から射殺される。
離れたところで、ボスらしい男がほくそ笑んでいた。
元政府諜報員のジョン・ハーモンは、麻薬取締局のベックから仕事を依頼された。
麻薬カルテルとイスラム過激派が手を組むという情報を得たが、FBI、CIA、DEAは、手を出せないという。
そこで、ジョンに復帰してもらいたいのだった。
ジョンは、旧知のFBI職員ザラ、そしてCIAのシャープとチームを組み、イスタンブールへ飛んだ。
ホテルの一室で、麻薬カルテルのボス・リベックと、イスラム過激派リーダー・アヤンが会合するのだ。
チームは、彼らが互いに不信感を抱くよう工作し、成功する。
さあこれからターゲットを始末しようというとき、ベックから手を引くよう連絡が来た。
納得のいかないジョンは、しつこく問いただす。
本当に始末すべきターゲットは、別にいたのだ。
相変わらず、セガールは強い。
負けることも、窮地に追い込まれることもない。
サイレンサー付きの拳銃で撃ち殺せば楽なところを、わざわざ素手で格闘し、叩きのめす。
お約束のパターンだ。
セガールファンは、これが無いと納得しないだろう。
年を取り、太ってしまってからは、殆ど手技だけで、しかも短時間の格闘だが。
沈黙シリーズでは、最後まで、これを押し通してもらいたいものだ。