イタリアの映画である。
マカロニ・ウエスタンだ。
アメリカの西部、牧場主のトーマスは、甥のジョニーに遺産を譲るつもりでいた。
それを聞いた妻のサマンタは、サンチョにトーマスを殺させた。
ジョニーは、気ままな風来坊だ。
ある日、悪党三人をあっさり射殺した。
それを見ていたメキシコ人ゾリートは、ジョニーに惚れ込み、兄貴と慕う。
そして、街へ。
酒場で喧嘩騒ぎになり、ジョニーはガンマンのギャラダインと知り合い、ガンベルトを交換した。
ホテルに行くと、支配人はベルトを見て、ジョニーをキャラダインと勘違いした。
預かっている手紙を渡され、部屋に案内される。
しばらくして、本物のキャラダインがホテルに現われた時には、彼は、手紙の差出人サマンタの家に向かっていた。
単純な西部劇かと思いきや、随所に伏線が張ってあり、丁寧な台本である。
説明的な台詞が無いのも、いい。
その分、よそ見してしまうと、話の流れが掴めなくなってしまうが。
低予算ながら、しっかりと作られた作品だ。