石原裕次郎主演、日本の映画である。
主人公・五代高行は、プロレーサーだ。
日本グランプリで走路妨害・失格の判定を受け、以来、フリーランスのレーサーとして世界を渡り歩いている。
五代は、恋人の優子、フランス人レーサーのピエール、その妻アンナ、メカニックのジュマの5人でチームを組んでいる。
雪の、モンテカルロラリー。
他チームの妨害 ( 嫌がらせ ) で、クラッシュし、五代は重傷を負った。
チームは解散し、ピエールはアメリカのワークスチームに入った。
怪我が回復した五代は、日産チームのドライバーとして、日本グランプリに出場する。
レースでは、ピエールが五代を潰しに来た。
そして、2位に終わる。
日産から走りを評価され、サファリラリーに出場することになった。
五日間で5000キロを走破する、過酷なレースだ。
これに、ピエールも出場する。
スタート順位の抽選で、ピエールは3番、五代は90番だった。
五代にとって、極めて不利なスタート順位だ。
スタート直前、五代は、永く離れていて今はパリにいるはずの優子の姿を、目にした。
この作品は、長い。
そして、長い割には余韻が残らない。
3時間は、裕次郎ファンで車好きでなければ、キツイかも知れない。
レースシーンは、迫力がある。
往年の名車が見られるのも、いい。