ロバート・ミッチャム、マリリン・モンロー主演、アメリカの西部劇である。
ゴールドラッシュに湧く北西部の町に、マットが帰ってきた。
幼い息子を、預けてあったのだ。
預かっていたのは、酒場で歌っているケイという名の歌手だ。
マットは、マークを連れて新しく買った農場に落ち着いた。
ある日、筏で川を下ってきた男女を救出した。
ケイと夫のハリーだった。
ハリーはギャンブルで取った金鉱脈の登記のため、川下にあるカウンシルシティーを目指していた。
しかし、この川は激流・難所続きで、先住民達も「帰らざる河」と呼んでいるほど危険な川だった。
マットは、親切心から忠告するが、ハリーはマットを殴り倒し、馬とライフルを奪う。
ケイは、怪我人と子供を残しては行けないと、残る。
ハリーが去った後、先住民が襲ってきた。
仕方なく三人は、筏に乗って逃げ出す。
激流に加え、執拗に追いかけてくるインディアン。
この作品は、父と子の物語だ。
幼い頃別れたまま、顔も知らずに育ったマークは、父の過去を知ってショックを受ける。
けなげで、抱きしめたくなる程だ。
また、歌っているマリリン・モンローは、美しい。
歌も良い。
主人公マットが、強いヒーローではない、というところも日本人好みだ。