主人公ニコラスは、投資銀行経営者で大金持ちだ。
彼の父親は48歳の時に飛び降り自殺をしていて、ニコラスは、父が残した豪邸で暮らしている。
妻とは離婚し、家政婦に家事を任せて、自分は仕事一筋だ。
毎日規則正しく生活し、遊ぶことなど全く無い。
ある日、レストランで弟のコンラッドに会った。
ニコラスは、弟からCRS ( 顧客娯楽サービス社 ) を紹介された。
そして、CRSのビルを訪れ、面接や検査を受けた。
その後近くのバーに行くと、CRSのゲームが面白かったと話す声を聞いた。
しかし、彼の元に、参加不合格の連絡が入る。
仕方なく家に帰ると、玄関の前に人が倒れている。
丁度、父が自殺した時のような形で。
恐る恐る近づくと、それはピエロの人形だった。
ホッとして、それを以て中に入り、テレビを点けた。
すると、テレビのキャスターが彼に話しかけてきた。
ピエロの目に監視カメラを発見した彼は、戸締まりを確認する。
この後、彼は次々トラブルに巻き込まれていく。
真面目で、決まり切った日常しか過ごしてこなかったのに、感情がむき出しになるようなことが、次突きに起きる。
こうして、ニコラスは追い込まれていくのだ。
この作品は、スリルとサスペンスに満ちている。
観終わったあとの、満足感も大きい。
プロットが緻密で、思い返すのも楽しい作品だ。
正月休みに、お勧めの映画である。