「オースティン・パワーズ」シリーズ第三作だ。
冒頭、荒野のハイウェイをバイクで疾走する女性。
攻撃ヘリが追跡し、機銃掃射を浴びせる。
そこへ、パラシュートで愛車シャグワー号に舞い降りた、オースティン。
彼は、攻撃ヘリを撃破する。
マスクを外すと、なんと、トム・クルーズだ。
バイクの美女は、グウィネス・パルトロウ。
これは、劇中で映画撮影のシーンである。
監督は、本物のスピルバーグ。
さて、宿敵Dr.イーブルは、オランダ人錬金術師ヨハンが制作した「牽引ビーム」で隕石を地球に激突させる計画を立てていた。
ヨハンは、錬金術の実験中に自らの男根を溶かしてしまい、「コールドメンバー ( 金の男根 ) 」と呼ばれている。
オースティンは、イーブルの基地に乗り込み、彼を逮捕する。
この手柄でオースティンは、ナイトの称号を受けパーティーが開かれる。
そこへ、父が誘拐されたと連絡が入った。
シリーズ3作目、ハチャメチャなシナリオは、相変わらずだ。
名作のパロディ、下ネタ満載で、最後まで楽しめる。
コメディは、ここまで徹底的にやって、成功するのだ。
マイク・マイヤーズは、四役をこなしている。
オースティンとイーブルは、同じ役者だとは思えないくらい、見事に演じ分けている。