ロバート・レッドフォード主演、アメリカの映画である。
ベトナム戦争の最中、大学生のマーティンとコズモは銀行をハッキングしていた。
政党や政治家の金を、反戦団体の口座に移していたのだ。
マーティンがピザを買いに出て戻ってみると、FBIがやってきてコズモを逮捕していた。
彼は、コズモを見捨てるしかなく、そっと逃げ出した。
それから二十数年経ち、マーティンは「スーニーカーズ」という合法ハッカー集団のリーダーになっていた。
スニーカーズは、銀行などの依頼を受けてコンピューターをハッキングし、脆弱なところを見つけるのが仕事だ。
ある日、NSAを名乗る男達が事務所にやってきた。
彼らは、隠していたマーティンの過去を知っていて、半分脅して仕事を依頼した。
その仕事は、ある数学者の研究成果を盗み出して欲しいというものだった。
スニーカーズは、無事、成功する。
しかし、盗み出した物を調べてみると、それは、全ての暗号を無効にする万能キーだった。
彼らに、身の危険が迫る。
仕事を依頼したのは、かつて見捨てたコズモだった。
後半は、ハラハラドキドキさせられる。
入り込める作品だ。
ロバート・レッドフォードは、相変わらず格好いい。
派手なアクションシーンが無くても、楽しめた。