パリの大富豪バロン邸で殺人事件が起きた。
乗り込んだクルーゾー警部は、メイドのマリアに一目惚れ。
しかし、容疑者としてマリアは逮捕される。
「美しいマリアが犯人のはずがない、真犯人をかばっているのだ」として、警部はマリアを釈放し、後をつけた。
ところがバロン邸では、庭師が殺されていて、そばに凶器を持ったマリアが立っていた。
再び、マリアは逮捕される。
再度釈放し、今度は部下のエルキュール刑事に尾行させた。
彼女がキャンプに入ったと知らせを受けたクルーゾーは、現場に急行し、キャンプに潜入する。
そこは、ヌーディストキャンプだった。
クルーゾーが、ようやくマリアを見つけた時、バロン邸の女中がそばで死んでいた。
二人は、裸のままパリへ逃げた。
クルーゾーの行く先々で、殺人事件が起きる。
愉快なドタバタ喜劇だ。
殺人や死を重く扱っていない。
ドリフのコントを観ているような感じで、笑える作品である。
それでも、最後にはちゃんと、事件は解決するのだ。
結末には、納得できない人かいるかもしれないが、これは、喜劇なのだ。