captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

アダプテーション

ニコラス・ケイジ主演、アメリカの映画である。

 

脚本家のチャーリー・カウフマンは、「マルコヴィッチの穴」で成功を収め、次の依頼に取りかかる。

 

それは、スーザン・オーリアンの「蘭に魅せられた男」という本の脚色だった。

 

起伏の少ないつまらない原作のため、なかなか、脚本が仕上がらない。

 

恋人のアメリアにも愛想を尽かされ、ますます悲観的になっていった。

 

さらに、双子の弟ドナルドは、邪魔ばかりする。

 

あっけらかんとしたドナルドは、脚本家に興味を持ち、教室に三日間通っただけで、作品を仕上げてしまう。

 

これが、エージェントに気に入られて高値が付く。

 

チャーリーの方は、一向に進まず、結局、スーザン本人に会いに行く。

 

スーザンの本に出てくるジョンという男は、実在していてスーザンと付き合っていた。

 

彼らは、蘭から抽出したドラッグを使っていたのだった。

 

後をつけていたチャーリーは、彼らに捕まってしまう。

 

この作品は、コミカルに進行していくが、ラストはシリアスだ。

 

チャーリーの物語の中にスーザンの話が挿入されていて、混乱するかも知れない。

 

ニコラス・ケイジが、悲観的なチャーリーと楽観的なドナルドの、一人二役を演じている。

 

どちらもはまっていて、面白い。

 

スーザン役は、メリル・ストリープだ。