デンゼル・ワシントン主演、アメリカの映画である。
元CIA工作員トビン・フロストは、内部情報を売って儲けていたため、今は指名手配されている。
フロストは、南アメリカでMI6の知人から極秘ファイルを受け取った。
直後、武装集団に襲撃される。
フロストはアメリカ領事館に逃げ込み、身分を明かして逮捕された。
そして、CIAによって「セーフハウス」に護送される。
ところがセーフハウスも、武装集団に襲撃された。
管理人のマットは、フロストを連れて脱出し、何とか逃げ切った。
フロストはマットに、「CIAに裏切り者がいるから、居場所がばれたのだ」と告げる。
マットの心に、疑惑が芽生え始めた。
マットは、CIA本部と連絡を取り、別のセーフハウスへと向かう。
この作品は、展開が早くて見応えがある。
武装集団から逃げ続け、時に対戦するが、追われるものの恐怖が伝わってくる。
マットと恋人との絡みも挿入されている。
ならば、その恋人にも危険が迫り、実際に危ない目に遭うくらいの演出が欲しかった。
観ている者に裏切り者をミスリードする演出は、なかなか上手い。
「映画は娯楽」を地でいく作品だ。