captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ゲーム・オブ・デス

ウェズリー・スナイプス主演、アメリカの映画である。

 

元CIA工作員マーカスは、少年達とバスケに興じていた神父さんの後について教会を訪れた。

 

手元の新聞には、殺人者として写真入りで報道されていた。

 

彼は、貧しいこの街のために、大金を寄付したいと申し出る。

 

神父と並んで座った彼は、これまでのことを話し始める。

 

ここから、回想シーンである。

 

マーカスに与えられた任務は、武器商人スミスに接触し、彼と彼の背後にあるレッドベイル社を潰すことだった。

 

マーカスは、ボディーガードとしてスミスに雇われ、レッドベイル社に資金を受け取りに行く。

 

その額は1億ドル。

 

チームとして参加しているのは、気心の知れたフローリアとザンダーだ。

 

ところが、この二人が裏切る。

 

1億ドル強奪チームを作って、マーカス達を尾行し始めた。

 

レッドベイル社に向かう途中、スミスが心臓発作を起こしたため、マーカス達は病院へ向かう。

 

尾行に気付かれたと勘違いしたチームは、マーカスの車を銃撃し、運転手を射殺した。

 

病院に到着し、スミスの治療中に銃撃戦が始まる。

 

マーカスは気絶させられ、一行はレッドベイル社へ。

 

正気を取り戻したマーカスは、救急車を盗んでレッドベイル社へ向かった。

 

そして、ここでも銃撃戦。

 

回想シーンなので、マーカスが敵を破って無事生還していることが分かっている。

 

しかも途中で回想を打ち切り、神父との会話シーンを挟んでいるから、「マーカスは勝ったのだ」と強調してしまっている。

 

スリルとサスペンス、アクションシーンが続き、折角、最初の教会でのシーンを忘れてしまっているのに、途中で神父が出てきて、現実に引き戻されたような感じがした。

 

失敗作である。

 

回想の形を取る必要が、あるのだろうか。

 

ウェズリー・スナイプスの身のこなしは、素晴らしい。