アラン・ドロン、ジャン = ポール・ベルモンド主演、イタリア・フランス合作の映画である。
1930年代のマルセイユ。
出所したばかりのシフレディ ( アラン・ドロン ) は、自分を密告した男のバーを焼き払い、なじみの女ローラの元に行った。
そこには、カペラ ( ジャン = ポール・ベルモンド ) という男がいて殴り合いになる。
そして2人に友情が目覚めた。
漫画のような展開だ。
意気投合した2人は、街を仕切る親分に仕事をもらいに行く。
ケチな仕事だが、うまくいかない。
この街を本当に支配していたのは、マレロとポリというギャングだった。
マレロと繋がっている弁護士リナルディからもらった仕事で一儲けした2人が、ポリを暗殺する。
これを切っ掛けに、二人してマルセイユの支配者に成り上がっていく物語だ。
2人とも、格好いい。
2人の個性を際立て手いるので、観ている側は、どちらかに思い入れをしてしまうだろう。
邦画だと、兄貴分と弟分、あるいは凹凸コンビにして、個性を強調しようとする。
そうではなく、対等の2人が、格好いいのだ。