「太陽がいっぱい」のリメイクだ。
1950年代のニューヨーク、ピアノの調律をしている真面目な青年トム・リプリーは、ある日、ピアノの演奏に出掛けた。
それは、グリーンリーフ船舶会社・社長のパーティーだったため、先輩のジャケットを借りて出演した。
そのパーティーで、社長夫妻に声をかけられる。
ジャケットが、名門プリンストン大のものだったからだ。
夫妻の息子ディッキーもプリンストン大の卒業生であり、イタリアで遊びほうけていてかえってこない。
連れ戻してくれないかと、トムは夫妻に頼まれたのだった。
引き受けたトムは、イタリアでディッキーにも気に入られ、遊び歩く。
やがて飽きられ、借りたボートの上で喧嘩になり、トムはデッキーを死なせてしまう。
遺体を海に沈めたトムは、ディッキーになりすますのだが。
パトリシア・ハイスミスの原作であり、「太陽がいっぱい」よりも原作に近い。
好みの問題だろう。
たた、マット・デイモンのゲイのシーンは、似つかない。