レオナルド・ディカプリオ主演、アメリカの映画である。
1950年代、プレスリーが大好きな不良少年トビーと、男運の悪い母親の物語だ。
母親は、いつも暴力的な男に惚れ、痛めつけられ逃げ出してきた。
トビーは、学校で問題を起こし、母親は学校に呼び出されてばかりいた。
そんな二人がシアトルに引っ越してきて、紳士的な男性ドワイトに出逢う。
ドワイトと母は結婚し、三人で暮らし始めたのだが。
ドワイトが紳士的なのは上辺だけで、彼もまた、暴力的な男だった。
トビーは、バイト代もドワイトに取り上げられ、不良グループとつるむしかなかった。
彼は、ドワイトから逃げ出すため、今の生活から逃げ出すため、学校から成績表を盗み出して改竄する。
そして、ドワイトを殴り倒すのだった。
撮影当時18歳のディカプリオは、初々しくていい。
ドワイトを演じるロバート・デ・ニーロも、ぴったりはまっている。
これは、作家ドバイアス・ウルフの自伝的小説を映画化したものだ。
彼は、大学教授でもある。
不良少年から大学教授へ。
これも、アメリカンドリームの一つだ。