イタリアの映画である。
まず、ドブネズミが凶暴になって、人を襲う。
動物園では象が暴れ出し、コンピューターで制御された檻の自動ロックシステムを壊してしまう。
そのせいで檻が開き、猛獣が飼育員を食い殺して街に逃げ出す。
人を襲い、食い散らすシーンは、かなり残酷だ。
古い映画なので、CGではない。
実際の動物が、生きた人間の上に乗りかかる。
食いちぎるシーンは、明らかに人形と分かる雑なものだが。
最初にネズミを焼き殺すシーンがあるのだが、生きたネズミに火を着けているいるように見える。
初めのうち、動物たちが水を飲むシーンが強調されている。
これが、後の伏線となっているのだが、わざとらしい。
夜の街に多数の猛獣が出歩いているのに、警官達が追い詰めて射殺するといったシーンもない。
もし、こんな事態が実際に起きたら、戒厳令を敷き、軍が出動するだろう。
物語の展開が、荒唐無稽だ。
ラストは、ホラー映画になっている。
台詞がイギリス英語なので、聞き取りの練習には良いだろう。
何かしら、良い点はあるものだ。