サンドラ・ブロック主演、アメリカのSF映画である。
医療博士のライアン女史は、スペースシャトル・エクスプローラー号で宇宙に。
ハッブル宇宙望遠鏡の修理を通して、初めて船外活動を体験する。
事件が起きた。
ロシアが人工衛星を爆破したため、大量の宇宙デブリがクルーを襲った。
ともに船外活動をしていたシェリフの頭にデブリが直撃し、彼は即死する。
ライアンと、指揮を執っていたマットは吹き飛ばされたが、何とか踏み留まりシャトルに戻った。
シャトルは多数のデブリの直撃を受けており、損傷は大きかった。
宇宙服を着ていないクルーは全員死亡し、船内を漂っている。
このシーンは、生々しく恐怖だ。
冷静なマットは、パニックになりそうなライアンに話し続け、冷静さを保たせる。
二人は、船外活動ユニットの噴射を利用して、国際宇宙ステーションに向かう。
そこも損傷しており、帰還するソユーズは使い物にならなかった。
二人は、近くにある中国の宇宙ステーションに向かう。
この作品は、まず、映像が美しい。
CGが、本物に見える。
そして、初めての宇宙で極限状態におかれたライアンと、冷静さを保ち続けるマットの二人が、現実感たっぷりだ。
登場人物が、ほぼ、この二人だけであり、二人のやり取りで物語が進行していく。
これは、何度も観たい作品だ。