ショーン・コネリー主演、アメリカの映画である。
007シリーズで、ショーン・コネリーのジェームズ・ボンド復帰作品だ。
映画は、すっかり身体がなまってしまったボンドが、Mの命令で、身体をメインテナンスすることから始まる。
療養施設で、偶然、スペクターの女殺し屋とアメリカ空軍兵士の秘密訓練を目撃し、殺されかけた。
犯罪組織スペクターが、核弾頭を強奪した。
洗脳されたアメリカ空軍兵士が、大統領の網膜認証システムを利用して盗み出したのだった。
ボンドは、奪還の命を受けてバハマに飛ぶ。
スペクターの一人である大富豪が所有するヨットに、上手く乗り込んだ。
昔の007シリーズは、殺し屋が簡単に殺しに来るシーンもあれば、悪党がボンドを誘い込んで、なかなか殺そうとしないシーンもある。
「見付けたら殺す」では、映画にならないからか。
おびき寄せたボンドを生かしておく、真っ当な理由がない。
こんな風に、批判的に観てしまうと、興ざめする。
イアン・フレミングの原作も、大して面白くないが。