アメリカの映画である。
13歳のケイトは、幼い頃から白血病を患っていた。
兄も両親も白血球の型が合わなかったため、ケイトが2歳の時、受精卵の遺伝子操作で生まれたのが、妹のアナである。
いわゆる、「デザイナーベビー」だ。
アナは、幼い頃から姉のために血液や骨髄を提供し、その度に痛い思いをしてきた。
そのために、両親が作った子供なのだ。
アナが11歳の時、ケイトに腎臓を移植することになった。
が、アナは、これを拒否。
弁護士を雇い、訴訟を起こす。
法廷でのやりとりは、心に刺さる。
この映画は、家族というものを考えさせられる作品だ。
この姉妹の他に、疎外感を感じながら生きている兄、同じ白血病を患っているケイトのボーイフレンドが、作品を更に味わい深いものにしている。
母親役が、キャメロン・ディアス。
この作品は、感情移入がしやすい。
少女のけなげな演技力のせいか、死と隣り合わせの日々を送っているという「サスペンス」のせいなのか。
感動せずにはいられない作品である。
家族で、是非、御覧になって頂きたい映画だ。