キアヌ・リーブス主演のアクション映画である。
妻を亡くした、元プロの殺し屋が、自宅を襲撃される。
車を奪われ、病床の妻が彼のためにとプレゼントした犬を、目の前で殺された。
相手は、ギャングの息子であり、そのギャングは、嘗て彼のボスだった男である。
彼は、殺し屋として「復帰」し、復讐を果たしていく。
モグラ叩きの様に、次々と襲ってくる敵を殺していく手際は、実に鮮やかでだ。
超人的と言って良い。
そういう男が、素人に毛の生えたような奴らに自宅を襲撃され、殴り倒されるというのは、全く納得できない。
引退していたとはいえ、アンテナがさび付くわけがない。
引退しても、殺した相手の身内からは狙われ続けるのである。
自宅は要塞のようにしているはずだし、常に警戒を怠らないはずである。
と、ケチを付けたくなる作品だ。
脚本が、甘かったね。