アメリカの映画である。
ベトナム戦争末期、カンボジアのジャングルに勝手に王国を作った米軍将校の暗殺作戦を描いている。
ワーグナーの「ワルキューレ騎行」が流れる中、ヘリコプターの編隊がベトナム軍を攻撃するシーン、水の中から兵士が、目を開けたま出てくるシーンが、印象的だった。
こういう映画では、不条理に殺されていく兵士に心を向けると、やるせなくなる。
彼にも、親がいて、家族がいるのだ。
ベトナム兵側にたって考えても、同じである。
戦争とは、そういうものなのだが。
アメリカの映画は、概して、死というものを軽く扱っているように思う。