ジョン・ル・カレの小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化したものである。
「サーカス」とは、イギリスのスパイ組織名だ。
ソ連のスパイ組織との戦いであり、二重スパイとなっている裏切り者をあぶり出していく。
同じイギリスのスパイを扱っていても、007シリーズみたいな派手なアクションも、奇抜な武器もない。
全体的に、暗く、重苦しく、不安感が漂う作品である。
小説を先に読んでいたけれども、映画の方は、なんだか分かりにくい作品だった。
俳優の区別が付きにくいせいかもしれない。
何の知識もなく映画を観たら、何の話かも分からないうちに終わってしまう。
そういう映画である。