ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画である。
なんと言っても、オープニングが素晴らしい。
この作品以上のものを、観たことがない、空前絶後、最高のオープニングシーンである。
素晴らしい風景と、楽しい音楽とは裏腹に、ストーリーは極めてシビアである。
第二次大戦中のオーストリアが舞台で、一家がドイツから逃れる為にスイスに亡命するという話のだ。
スリルとサスペンス満載の、戦争映画として描くことも出来たはず。
それを、ミュージカルにした監督の手腕は、凄いの一言に尽きる。
この映画も、何度も観たい作品の一つである。