市川隼人主演、日本の映画である。
幕末。
土佐藩の武市半平太は、いわれのない罪で捕われ、牢に入れられた。
長い獄中生活が続いたが、ある日、目を覚ますと、150年後の平成の時代にタイムスリップしていた。
そこがどこだかわからず、半平太は街を彷徨い歩いた。
彼は、ふと見つけたスーパーに入り、リンゴを手にした。
対応した店長に後て必ず代金を払うからと申し出ると、店長は、半平太の迫力に押されて、どうぞ、どうぞと言うしかなかった。
半平太が、公園のベンチでリンゴを食べている時、警官に職務質問をされた。
警官が彼の肩に手を置いた時、彼は、反射的に警官を投げ飛ばした。
そこに応援の警官が駆けつけて、追いかけっこが始まった。
なんとか逃げ切った半平太は、とある家の玄関先で倒れてしまった。
家主の老人がそれを見つけ、彼を介抱した。
目覚めた半平太に、老人は佐伯と名乗った。
風呂に入れてもらってサッパリした半平太は、佐伯に名前と素性を話した。
佐伯は年表を持ち出して、現代は、彼の生きていた時代の150年後だと教えた。
佐伯は、子供たちを集めて、自宅で学習塾を開いていた。
半平太は、恩返しも含めて、塾で先生をすることになった。
原作の小説とは、少し物語の流れが違っているが、こちらの方が面白いかもしれない。