captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出

日本の映画である。

 

ゆういちろう兄さん、あつこ姉さん、誠兄さん、杏月姉さんが歌いながら登場する。

 

歌が終わって、それぞれが自己紹介、そして、「アイアイ」を歌いながら家に向かった。

 

家には庭があり、中は広々としていて、四人は歌を歌ったり、本を読んだり、おしゃべりしたり、料理したりする。

 

そのころ、「しずくぼし」では、チョロミー、ムームー、ガラピコが集まって歌っていた。

 

歌い終わっておしゃべりしていると、スキッパーがやってきた。

 

スキッパーは、どこでも好きなところにワープできるという、腕時計型の装置を持っていた。

 

それをみんなにあげようとしたとき、電話がかかってきた。

 

スキッパーは、装置の入ったカバンを置いて、配達に出かけて行った。

 

帰ってくるまで触らないようにと言われたものの、チョロミーは我慢できない。

 

見るだけ、と言ってカバンから装置を取り出した。

 

ガラピコが説明書を読んだので、まず、ムームーが試してみた。

 

控えめなムームーは、少し後ろにワープしただけだ。

 

チョロミーは、お兄さんやお姉さんに会いに行くんだと言って、装置の入ったカバンを持って、地球にワープした。

 

トランプをして遊んでいると、突然チョロミーが現れて、四人はびっくりした。

 

チョロミーは、装置を四人に渡して「しずくぼし」へ行こうという。

 

四人が準備している間に、なんだか装置の具合がおかしくなった。

 

 

子供向けの作品ではあるが、ちゃんと物語になっていて、楽しめる。

 

 

 

嘘八百 京町ロワイヤル

中井貴一佐々木蔵之介主演、日本の映画である。

 

京都。

 

古物商、小池則夫が暖簾を掲げる「獺」に、テレビの取材が入った。

 

「あなたのお宝見せてえな」という生放送だ。

 

ベテラン鑑定家の億野万蔵と、陶芸王子と呼ばれている牧野慶太が店にやってきて、鑑定を始めた。

 

則夫が差し出した野田佐輔の作品を、億野は「五千円」と切り捨て、他のものも偽物呼ばわりして、放送が終わった。

 

その頃、佐輔はギャラリーで展示会を開いていた。

 

そこでテレビが映っていたため、客は何も買わずに出ていき、ギャラリーのオーナーは展示会の打ち切りを告げた。

 

贋作作りの名人でもある佐輔に、百万円で茶碗を作ってほしいという依頼があったが、胡散臭さを感じた彼は、応じなかった。

 

則夫の店に、美人の橘志野がやってきて、則夫に写真を見せた。

 

志野の美しさに、則夫はメロメロだ。

 

写真に映っていたのは、古田織部本阿弥光悦に贈った織部焼の「はたかけ」、と呼ばれている茶碗だった。

 

それは志野の父親の形見なのだが、痴呆が進んだ母が、道具屋に売ってしまったのだという。

 

すぐに被害届を出したが、いまだに見つからない。

 

則夫は、20年前に「はたかけ」の偽物を作った佐輔にもう一度、作らせることにした。

 

また、同業者のピエールに、本物がどこにあるかを探らせた。

 

そして、本物は古美術店「嵐山堂」にあり、その価値は五千万円だと判明した。

 

則夫は、佐輔が作った偽物を志野に無料で手渡した。

 

ところが志野は、それをネットオークションに出品した。

 

 

軽いコメディである。

 

 

 

 

劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム

日本のアニメーション映画である。

 

アイドルユニット「ST☆RISH」、「QUARTET NIGHT」、「HE★VENS」によるコンサート。

 

歌とトークのみで構成されていて、実際のライブを観ているような感覚になる。

 

CGアニメーションの動きとトークの長さが、やや気になるが、歌は本当に素晴らしい。

世界から猫が消えたなら

佐藤健主演、日本の映画である。

 

主人公「僕」は郵便局員で、毎日、自転車で配達をしている。

 

その日、配達が終わり帰宅途中で、いつものように親友ツタヤの店に立ち寄った。

 

ツタヤは僕に、おすすめの映画DVDを貸してくれる。

 

その後、自転車に乗っていると急に頭痛がして、転倒した。

 

病院で検査を受けると、脳腫瘍だった。

 

すでに末期で、いつ死んでもおかしくないと言われた。

 

取り乱すこともなく僕は、猫の「キャベツ」が待つアパートに帰った。

 

部屋に入ると、自分にそっくりな男がいた。

 

彼は「悪魔」だと名乗り、僕が明日死ぬと告げた。

 

悪魔は、僕に取引を持ちかけた。

 

この世から何か一つ消し去れば、一日寿命が伸びると言う。

 

僕がそれを受け入れると、悪魔は、電話を消そうと言った。

 

電話が有る最後の日、誰に電話をかけるのかと聞かれ、僕は元カノに電話した。

 

その夜、幼い頃の夢を見た。

 

翌日、久しぶりに彼女と会った。

 

電話をした理由を聞かれて、僕は、世界中から電話が消えるとして、最後に電話をかけるとしたら君だ、と答えた。

 

彼女は、電話は消えてほしくない、と言った。

 

二人の出会いは、彼女の間違い電話からだったのだ。

 

彼女は、小さな映画館「ミナト座」で働いていて、そこの2階に住み込んでいる。

 

デートが終わり、僕は彼女を送っていって、病気のことを告白した。

 

僕が去った後、彼女は机の引き出しから手紙を取り出し、ポストに投函した。

 

帰りの電車で悪魔が現れ、僕が持っていたスマホが溶けるように消えた。

 

周囲にいた人のスマホも、次々に消えていく。

 

僕は慌てて飛び出し、彼女の元に向かった。

 

受付に座っていた彼女は、僕のことを全く知らないようだった。

 

出会いのきっかけだった電話がこの世から消えたことで、二人は出会ってさえいないことになってしまったのだ。

 

1日寿命が伸びだが、次に悪魔は、映画を消すと言い出した。

 

映画は、ツタヤと親友になったきっかけだ。

 

翌日、ツタヤの店は本屋になっていて、彼は僕のことを知らなかった。

 

ミナト座も消えていた。

 

 

いろいろ考えさせられる作品である。

 

佐藤健も、彼女役の宮崎あおいも、ツタヤ役の濱田岳も、素晴らしい演技だ。

 

 

 

 

網走番外地 吹雪の斗争

高倉健主演、日本の映画である。

 

冬の網走刑務所。

 

新しい囚人「四十二番」が入った。

 

牢内が手狭になったので、牢名主のデカ虎は、家来を使って体の弱い吉を殺そうとした。

 

四十二番・橘真一は、見かねて吉を助け、デカ虎を叩きのめして牢名主になった。

 

腹の虫が治らないデカ虎は、典獄と組んで橘を亡きものにしようとした。

 

ところが失敗して、典獄が大怪我をしてしまう。

 

それで橘は、懲罰房に入れられた。

 

ある日、床板が外れて男が顔を出した。

 

別の日、橘は、男が顔を出した穴に入ってみた。

 

そこにはトンネルが掘られていて、別の独房に繋がっていた。

 

そこには、病気で弱ったロシア人がいた。

 

彼は、無実の罪で捕まり、何年も服役していると言う。

 

彼の命は、尽きかけていた。

 

橘は彼の言うことに従って、棺桶の彼と入れ替わった。

 

そして、脱獄に成功した。

 

彼は、復讐のためにノサップへ向かった。

 

 

今回は、いつものメンバーが出ていない。

 

ラストは、雪原の西部劇。

 

今回の高倉健の武器は、長脇差ではなく銃だ。

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

フランス、デンマーク合作のアニメーション映画である。

 

19世紀、ロシア、サンクトペテルブルク

 

少女サーシャは、大好きな祖父オルキンが、砕氷船ダバイ号で北極点に向けて出港するのを見送った。

 

勇猛なオルキンは、ロシア海軍の著名な探検家だったが、その航海で行方不明になった。

 

ダバイ号は沈没したと考えられ、最終到達点を確認したものには100万ルーブルの賞金が出る。

 

15歳になったサーシャは、祖父を記念した「オルキン図書館」に忍び込んだ。

 

そこで祖父の記念品を見ているとき、ロシア皇帝の甥トムスキー王子が、秘書を伴って入ってきた。

 

咄嗟に隠れたサーシャは、トムスキーが祖父の悪口を言っているのを聞いた。

 

サーシャの父イヴァンは、ローマ大使に着任することが決まりかけていた。

 

彼は、サーシャの社交会デビューとなる舞踏会にトムスキー王子を招待して、好印象を与え、ローマ大使就任を決定づけようと考えていた。

 

舞踏会の前にサーシャは、祖父が遺した資料から、ダバイ号が計画とは別のルートを通った可能性に気づいた。

 

舞踏会で彼女は、トムスキーにダバイ号の再調査を求めたが、オルキンを嫌う彼は拒否した。

 

そして、オルキンを貶める口実として、大袈裟に抗議し、立ち去った。

 

ローマ大使が絶望になった父は、サーシャを責めた。

 

祖父と同じ気性を持つサーシャは、その夜、一人家を出て、港に向かった。

 

 

線のない画像が不思議な感じを与えるが、北極の寒さが、ひしひしと伝わってくる。

 

その場にいるような感じがして、本当に寒い。

 

サーシャは、「ゴールデンカムイ」のアシリパみたいで、肩入れしたくなる。

 

 

 

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出

イギリスの映画である。

 

1945年5月。

 

ヨーロッパ戦線における大戦が終わる日。

 

英国国王ジョージ6世は、演説の内容をまとめていた。

 

そこに、エリザベス王女と妹のマーガレット第二王女が来て、外でみんなと祝いたいと申し出た。

 

母のエリザベス王妃は猛反対したが、国民の声を聞いて伝えることを条件に、父王は二人に外出を許した。

 

二人が心配でならない王妃は、軍人二人を護衛につけて、リッツホテルに送り出した。

 

二人が別室に案内されると、そこは王妃が用意したパーティーだった。

 

お忍びで街に出られると思っていた二人は、がっかりした。

 

護衛が女遊びをしている間に、隙を見てマーガレットは部屋を抜けた。

 

それに気づいたエリザベスが、後を追う。

 

シャンパンを飲んでほろ酔いのマーガレットは、そのままバスに乗ってしまった。

 

エリザベスは、すぐ後のバスに乗るが、途中で行き先が別れてた。

 

お金の持ち合わせがないエリザベスは、居合わせた空軍の兵士ジャックに助けてもらった。

 

そして、バスを降りようとして、ジャックと一緒に落ちてしまった。

 

マーガレットのバスの行き先は、トラファルガー広場だ。

 

エリザベスはジャックに、広場まで案内してくれるよう頼んだ。

 

ジャックは、世間知らずで金も持っていないエリザベスを、放っておけなかった。

 

二人は、とりあえず近くのパブに入った。

 

ラジオから、国王の演説が聞こえてきた。

 

みんなが国王に敬意を示している中、実際に戦争に行っていたジャックは反感を覚えていて、それが言動に出た。

 

それで、店を追い出されてしまった。

 

歩いているうちに、二人はトラファルガー広場に着いた。

 

そこでは、大勢の民衆が勝利を祝っていた。

 

マーガレットは、出会った兵士と楽しく遊んでいて、そのまま娼館へついていった。

 

ジャックは、広場で出会った女性たちとバッキンガム宮殿へ行くと言う。

 

国王が姿を見せるそうだ。

 

エリザベスはジャックについていった。

 

 

いまいち盛り上がりの欠ける作品である。

 

二人の王女が、それぞれの危機をあっさり切り抜けてしまい、拍子抜けだ。