フランスの映画である。
12歳のアントワーヌ・ドワネルは、悪戯っ子で成績も良くない。
ある日のテスト中、同級生から女性の水着写真が回ってきた時に先生に見つかり、立たされた。
その後、壁に落書きしたのも見つかり、さらに叱られた上に宿題を課せられた。
家に帰っても、両親は共働きで、誰も迎えてくれない。
宿題をしようとした時に母が帰宅して、用事を言いつけられた。
母は、いつも機嫌が悪い。
翌朝、学校へ行く途中で、親友のルネ・ビジェーに出会った。
二人は、学校をサボって、遊園地で遊んだ。
その後二人は、街をうろついた。
アントワーヌは、街角で、母が見知らぬ男とキスをしているのを目撃し、母と目が合った。
翌日、彼が登校した後、同級生が訪ねてきて、昨日学校を休んだ理由を聞いた。
両親にズル休みがバレたことを知らないアントワーヌは、登校途中で会った先生に休んだ理由を聞かれ、「母が死んだ」と言った。
先生は同情して、無断欠席を許した。
授業中、両親が学校にやってきて、アントワーヌは父に殴られた。
アントワーヌは、家出した。
アントワーヌは母親の連れ子であり、父とは血が繋がっていない。
母親が、身勝手で冷たい。
子供の孤独感に心が痛む作品だ。