captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ブルース・オールマイティ

ジム・キャリー主演、アメリカの映画である。

 

ニューヨーク州バッファロー

 

ローカルテレビ局のレポーターをしているブルース・ノーランは、アンカーマンを目指していた。

 

しかし、なかなかチャンスが訪れないので、つい、恋人のグレースに愚痴をこぼす。

 

そんな彼を、グレースは優しく応援していた。

 

ある朝、幼稚園に勤めるグレースを送っていく途中、彼女が献血したいというので、立ち寄った。

 

彼女は珍しいAB型なので、献血に協力していたのだ。

 

ブルースは、そういうことには、全く興味がない。

 

グレースは彼に、幼稚園児が一所懸命に作ったブレスレットを手渡した。

 

その日は、辞めたアンカーマンの後任が発表される日だった。

 

ブルースは、レポーターとしてナイアガラの滝に行き、生中継の直前に発表を聞いた。

 

選ばれたのは、彼のライバルであるエバン・バクスターだった。

 

怒りに燃えるブルースは、放送で局を侮辱した。

 

その結果、ブルースはクビになった。

 

家に帰ろうとした彼は、不良に絡まれているホームレスを助けようとして殴られ、車を傷つけられた。

 

帰宅したブルースは、グレースに八つ当たりし、神様に悪態をついた。

 

グレースは出て行った。

 

グレースに去られた彼は、彼女にもらったブレスレットのお守りを握りしめて、神様に祈った。

 

しかし、車を電柱にぶつけてしまう。

 

彼はブレスレットを投げ捨て、さらに神様に暴言を吐いた。

 

翌朝、ポケベルが鳴ったので、その番号に電話をすると、仕事があるという。

 

彼が指定された場所に行くと、神様を名乗る男が現れた。

 

信じないブルースに、神様は不思議な現象を見せつけた。

 

怖くなって逃げ出したブルースに、神様は、不思議な現象を起こし続けた。

 

そして、神様に説明を受けたブルースは、神様の仕事を引き受けた。

 

神様は、バカンスに出かけていった。

 

 

この作品は、愉快さ満載のコメディだ。

 

下手なギャグではなく、ストーリーの展開で笑わせる。

 

神様役は、モーガン・フリーマンだ。

 

 

 

 

 

 

 

グラン・プリ

ジェームズ・ガーナー主演、アメリカの映画である。

 

F-1グランプリの初戦、モナコグランプリ。

 

BRMのマシーンに異常が発生し、ドライバーのピート・アロンはピットインした。

 

彼はオーナーのジェフ・ジョーダンにギアの異常を訴えるが、聞き入れられなかった。

 

レースを再開したピートは、スピードが出ず、周回遅れになる。

 

そして、同僚のスコット・ストダードと接触した。

 

ピートは海に投げ出されたが、傷を負わずに済んだ。

 

一方スコットは壁に激突し、重傷を負った。

 

レースは、フェラーリのワンツーフィニッシュで終えた。

 

スコットは手術を受けて一命を取り留めたが、復帰に意欲を示す彼に、妻のパットは愛想を尽かして出て行った。

 

BRMを解雇されたピートは、古巣のフェラーリを訪ねたが、受け入れられなかった。

 

彼は、第二戦には出場できなかったが、テレビの解説の仕事を得た。

 

ピートのもとに、日本人実業家・矢村から手紙が届いた。

 

ピートは、矢村のチームでドライバーの席を得た。

 

 

この作品のレースシーンは、凄いとしか言いようがない。

 

60年近く前の作品なのだが、迫力は、現代の映画に負けていない。

 

また、並行して、数組の男女の関係が丁寧に描かれている。

 

矢村は、三船敏郎が演じている。

 

 

 

 

マッケンナの黄金

グレゴリー・ペック主演、アメリカの西部劇である。

 

1872年。

 

保安官のマッケンナは、アパッチの襲撃を受けて応戦し、撃退した。

 

彼は、傷ついたアパッチの老人を介抱した。

 

老人は、黄金が眠る谷の話をし始めたが、マッケンナは信用していなかった。

 

しばらくして老人は死に、マッケンナは彼を埋葬した。

 

その際、老人が持っていた地図を燃やした。

 

そこに悪党のコロラド一味がやってきた。

 

黄金の谷を探しているコロラドは、マッケンナが地図を記憶していると見て、彼に案内させることにした。

 

マッケンナがコロラドの隠れ家に連れてこられると、中には、判事の娘インガがいた。

 

彼はインガに、素性を隠しておくよう告げた。

 

また、マッケンナの元恋人である先住民の女性ヘシュケがいた。

 

コロラドの黄金探しを聞きつけて、街から人が集まってきた。

 

マッケンナは、黄金の谷など存在しないと説得したが、誰も彼の言うことを聞かなかった。

 

彼らに、騎兵隊が迫っていた。

 

マッケンナの記憶を頼りに、一行は谷を目指した。

 

 

西部劇の面白さが詰め込まれた作品である。

 

 

 

 

 

 

 

天使の贈りもの

ゼンデル・ワシントン、ホイットニー・ヒューストン主演、アメリカの映画である。

 

クリスマスの1週間前。

 

聖マシュー教会の牧師、ヘンリー・ヒッグスは頭を抱えていた。

 

老朽化した教会を再建せねばならないのだが、貧しい地域故に募金が集まらない。

 

付近ではニュータウンの建設が始まっていて、不動産屋がこの教会を狙っている。

 

そして、孤児たちが暮らす建物の取り壊しが決まった。

 

ヘンリーの5歳になる息子ジェレマイアは、仲良しのハキムが養子に出されると聞いて、ショックを受けた。

 

妻のジュリアは、ヘンリーにどう接して良いかわからなくなっていた。

 

ヘンリーは、助けを求めて神に祈った。

 

すると、黒人の男が現れた。

 

彼はダドリーといい、ヘンリーを救うために神が遣わした天使だった。

 

ヘンリーは、胡散臭いダドリーを敬遠するが、ダドリーは教会にいついてしまう。

 

そんなおり、事件が立て続けに起きた。

 

まず、知り合いの青年ビリーが、強盗に間違われて逮捕された。

 

教会と住居で共用しているボイラーが、故障した。

 

ジュリアの母マーガレット・コールマンが、ニュータウン建設の件で話がしたいと言ってきた。

 

ビリーには多額の保釈金が必要なのだが、彼にはとても用意できない。

 

さらにダドリーが教会の助手になって、ジュリアやジェレマイアと仲良くし始めた。

 

ニュータウンを建設している会社の社長ジョー・ハミルトンが、教会の新築を持ちかけてきた。

 

 

この作品は、「気まぐれ天使」のリメイクである。

 

ゼンデル・ワシントンのコミカルな演技が、とても楽しい。

アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカの映画である。

 

若いソーシャルライトのメラニー・ダニエルズは、サンフランシスコの小鳥屋に入った。

 

彼女を店員だと勘違いした青年が、話しかけてきた。

 

彼は、11歳になる妹キャッシーの誕生日プレゼントに、ラブバード ( ボタンインコなど ) を贈りたいのだという。

 

突然声をかけられて動揺したメラニーは怒ったが、ミッチは彼女を知っているという。

 

ミッチに興味を持ったメラニーは、彼の車のナンバーから自宅を見つけ出した。

 

そして、ラブバードを彼の家に届けた。

 

手紙を添えた鳥籠を置いて去ろうとした時、一羽のカモメが襲いかかってきて、メラニーは怪我をした。

 

それを見ていたミッチが彼女を自宅に招き、傷の手当てをして、母と妹に紹介した。

 

ミッチは、弁護士だった。

 

その後メラニーは、小学校教師アニー・ヘイワーズと知り合った。

 

アニーは、ミッチの元カノだ。

 

メラニーがアニーの家にいる時、カモメが窓に激突して死んだ。

 

翌日。

 

キャッシーの誕生日パーティーで、招待された子供たちがカモメに襲撃された。

 

さらに夜になると、煙突から大量の雀が飛び込んできて、メラニーたちを襲った。

 

街には多くの鳥が飛来し、その数は増え続けていた。

 

 

この映画は、恐怖映画の教科書的作品である。

 

CGを使わなくても、これほどのリアリティを出せるのは、さすがだ。

 

 

 

 

ルパン三世 ルパン暗殺指令

日本のアニメーション映画である。

 

ヘマをして警察に追いかけられたルパン三世次元大介は、アジトを取り囲まれてしまった。

 

そこに銭形警部がやってきて、警官たちを解散させ、一人で乗り込んできた。

 

銭形はルパンの専従捜査を解任されたのだった。

 

彼の後を、傭兵上がりのキース・ヘイドン捜査官が引き継いだと言う。

 

銭形は、武器密輸組織「ショットシェル」壊滅に向けての捜査を命じられていた。

 

ルパンは、ショットシェルから大金を盗んだ上で壊滅させる計画を立てた。

 

ショットシェルは、ロシアの最新鋭原子力潜水艦「イワノフ」を欲しがっていた。

 

それを盗み出すためには、操縦の知識を持っている者が必要だ。

 

核物理学者で、モスクワ大学の若き女性教授カレン・クオリスキーが、何者かに拉致された。

 

彼女を乗せて逃走する車の前に、石川五ェ門が立ちはだかり、車を真っ二つにした。

 

カレンは、バイクに乗った峰不二子に助けられた。

 

搭載する貨物に紛れ込んだルパン、次元、銭形は、まんまとイワノフに潜入した。

 

そこに、カレンを連れた不二子と五ェ門が突入してきて、彼らと合流。

 

潜水艦操縦の知識があるカレンによって、イワノフを盗み出すことに成功した。

 

カレンは、次元に見覚えがあった。

 

 

この作品は、コミカルなシーンが少なく、全体にシリアスである。

 

ハードボイルドなアクションが楽しめる作品になっている。

名探偵コナン 緋色の弾丸

日本のアニメーション映画である。

 

15年前、アメリカ・ボストン。

 

後ろ手に縛られた男が、人混みをかき分けて逃走している。

 

男は駅のホームに辿り着き、電車に乗り込んだ時に、後ろから撃たれて死亡した。

 

背後でアジア系の男が、男を見下ろしていた。

 

現代、東京。

 

東京と名古屋を25分で結ぶ「真空超電導リニア」の完成パーティーが、開催された。

 

リニアは、4年に一度開かれる国際スポーツイベント「ワールド・スポーツ・ゲームス ( WSG ) 」の、東京大会開催に合わせて開通する。

 

WSG東京のスポンサーである鈴木財閥の会長・鈴木史郎の娘、園子のコネで、コナンたち少年探偵団のみんなも、パーティーに参加していた。

 

カートで食事が運ばれてきた。

 

その時、突然、照明が消えた。

 

青白い閃光を見たコナンは、その方へ向かおうとしたが、手を掴まれた。

 

コナンを心配した蘭の手だった。

 

灯が点くと、鈴木史郎の姿がなかった。

 

園子が旧知のジョン・ボイドに尋ねると、彼は血相を変えて走り去った。

 

警察が呼ばれ、史郎の捜索が始まった。

 

目暮警部が、コナンが見たという青い光はスタンガンだと判断した。

 

食事運搬のカートが一つ消えていたことから、気絶させられた史郎が、カートで運び出されたと推測された。

 

コナンたち少年探偵団は、元太の鼻を頼りにして匂いを追跡し、厨房で縛られている史郎を発見した。

 

史郎に怪我はなかったが、犯人の姿を見ておらず、手がかりもなかった。

 

この事件の少し前、同じWSG東京のスポンサーである三塚製菓の社長が、同じような目に遭っていた。

 

その頃FBIは、15年前に起きたWSG連続拉致事件と同じものが、東京で起きているのだと考えていた。

 

そうすると、3人目が殺害されることになる。

 

 

この作品は、「劇場版名探偵コナン」シリーズ第24作である。

 

ネタバレすると申し訳ないので、冒頭だけの紹介にとどめることにした。

 

脚本がとてもよく練られていて、最後まで楽しめる。

 

推理よりも「人間ドラマ」と言えるかもしれない。

 

秀作である。