神木隆之介主演、日本の映画である。
8歳の桐山零は、交通事故で両親と妹を亡くし、独りになった。
葬儀場に来た父の親友で将棋のプロ棋士である幸田が、零を引き取った。
将棋が上達した零は、中学生でプロ棋士になる。
そのことが幸田の実子、香子、歩と軋轢を生み、零は幸田家を出て独り暮らしを始めた。
高校生の頃だ。
零は、育ての親であり将棋の師匠でもある幸田に勝利し、悩む。
そんなとき、川本三姉妹、あかり、ひなた、モモに出逢った。
川本家は、父が家出し、母は他界、長女あかりが母親代わりだった。
三姉妹と近くに住む祖父は、暖かく零を受け入れた。
将棋を通しての、成長物語である。
友情、努力、勝利の「売れる三要素」 が、盛り込まれている。
実際に、原作のマンガは売れている。
映画の方は、前編、後編のに作品に分割されていて、長い。
盛り込みすぎで、長くなってしまったのだろう。
シナリオ作家の力量がなく、2時間に納められなかったのか。
あれもこれも、盛り込みすぎた。
その分、見応えがあり、矛盾するところがない。
前編後編、合わせて4時間40分程もある。