アラン・ドロン、ジャン = ポール・ベルモンド主演、フランスの映画である。
高級車ばかりを専門に盗んで服役していたアリスは、20歳になって出所した。
服役中に母ジュリエットは亡くなっていて、カセットテープが遺されていた。
そこには、彼女が若い頃、同時に2人の男を愛してアリスを身籠もったが、父親はどちらか分からない、などといったことが吹き込まれていた。
アリスは、2人を訪ねた。
先ず、高級車ディーラーのレオ。
次に、レストランオーナーのジュリアン。
2人とも、突然現われた娘に、大喜びだ。
血液検査で決着を付けようとしたが、あいにく休日である。
アリスは2人を残して、ディスコに行った。
そこでアリスは男達に襲われ、ガソリンスタンドから車を盗んで逃げ出した。
その車には、マフィアの金が積まれていて、GPSも付いている。
マリアは、ジュリアン宅に乗り付け、父親候補2人と車を移動させた。
マフィアを追っている刑事達が、先に車を見つけて、金の入った鞄を押収した。
マフィアは、アリスが盗んだものだと勘違いして、ジュリアン達に脅しをかけた。
そして、ジュリアンのヘリコプターやレオの高級車を爆破する。
元軍人のレオと大泥棒のジュリアンは、マフィアに報復する。
ボスの誕生日パーティーで、自宅やクルーザーなど木っ端微塵に爆破したのだ。
マフィアも、黙ってはいない。
フランス映画らしく、愉快で楽しい作品だ。