ロバート・デ・ニーロ主演、アメリカの映画である。
サンフランシスコのナイフ会社で営業をしているギル・レナードは、大のジャイアンツファンだ。
彼は、今シーズン、ブレーブスから4000万ドルで移籍したボビー・レイバーンと、ラジオ番組で、電話を通じて話をした。
ギルの営業成績は、悪い。
職人気質で、気が短いのも原因だ。
今月中に結果を残さないとクビにするとまで、言われてしまう。
しかし、プロ野球の開幕で、気もそぞろだ。
ギルには、離婚した妻との間に、息子リッチーがいる。
開幕の日、妻の家に行き、リッチーを連れて野球場に出向いた。
しかしこの日は、マッキンリー社と、大切な商談のアポを取っていた。
一方ボビー・レイバーンは、愛用していた背番号11が、移籍して33に変わっていた。
11は、ホアン・プリモが付けている。
プリモに、50万ドル出すなら売ると言われて、ボビーは諦めた。
試合前日、ボビーは病気の子供を見舞う。
その子は末期の癌だった。
ボビーは、その子が自分の息子と同じ名前であることに、ショックを受ける。
開幕戦。
ボビーは、球を追ってプリモと衝突し、肋骨を痛めた。
それでも、ホームランを打って少年との約束を果たした。
ギルは、商談をすっぽかしたため、解雇されてしまう。
ここからギルは、ストーカーのようにボビーに付きまとった。
そして、事件を起こす。
ロバート・デ・ニーロは、やはり、悪者が似合う。
最近は、ちょい悪オヤジをコミカルに演じるのが多いが、ダメだ。