石原裕次郎主演、日本の映画である。
国分正一は、銀座でギターの流しをしていた。
気は優しいが喧嘩っ早いので、よく、警察の世話になっている。
母は、そんな正一を厄介者扱いし、音大に通う弟の英二に、期待を寄せていた。
正一を慕う英二は、銀座のジャズバンドに正一を売り込んだ。
バンドをプロデュースしている美弥子は、ドラマーのチャーリーに抜けられてしまったところだった。
正一は、美弥子の家に住み込み、ドラムの特訓を始める。
ぐんぐん腕を上げていき、音楽評論家・左京の目にとまった。
正一に接近した左京は、取引を持ちかける。
左京は美弥子に惚れていた。
美弥子との仲を取り持ったら、正一を売り出してやると約束する。
左京は約束通り、テレビのインタビューで正一を褒めちぎり、チャーリーと正一のドラム対決を実現させた。
ところが対決の前日、正一はチャーリーの仲間と喧嘩して、左手を負傷してしまう。
途中までは良かったのだが、後半は、だれている。
尻すぼみの、作品だ。