アメリカの映画である。
さえない青年が、手錠を掛けられ取調室での尋問が始まった。
事の発端は、三日前だ。
回想。
コンビニでアルバイトをしているマイクは、一緒に暮らしている恋人フィービーにプロポーズする計画だ。
そのためにハワイ旅行を計画するが、飛行機に搭乗する前にパニックを起こしてしまい、帰宅する。
パニック障害だ。
CIA本部。
ヴィクトリアという女性のデスクに、匿名の電話がかかってきた。
マイクの命が狙われているという。
マイクは、ワイズマン計画というCIAの極秘プロジェクトで作り出されたスーパーエージェントなのだ。
CIA内でのし上がってきたイェーツが、失敗に終わったとされているワイズマン計画を闇に葬ろうとしていたのだ。
ヴィクトリアはイェーツに、マイクの助命を懇願するが、一蹴されてしまう。
彼女は、コンビニで働いているマイクの元に出向き、謎の言葉を告げて、彼を覚醒させた。
しかし、マイクには何の自覚もない。
マイクが外に出ると、男が2人、襲いかかってきた。
彼は、瞬時に2人を抹殺する。
自分でも何が何だか分からず、フィービーを呼び出した。
この作品は、CIAが実際にやっていた、向精神薬を使って一般市民をスパイに改造するマインドコントロール計画を、コメディに仕立て上げたものだ。
コメディ感が薄く、中途半端だ。
もっと主人公を追い込んで、シリアスな作品として仕上げた方が良かっただろう。