西島秀俊主演、日本の映画である。
若い男が、ぼろぼろのスーツを着て、公園をヨタヨタ歩いている。
ある女性に触れた瞬間、座り込んでしまった。
場面は、男の告白シーン。
そして、回想シーン。
新宿のデザイン会社に勤めるイラストレーターの石神武人は、仕事中に新婚の妻からのバースデープレゼントを受け取った。
そこに書いてある韓国語のメッセージを、彼は、スラスラと読めた。
ここ数日、彼は、なんとなく違和感を感じていた。
マンションに帰宅すると、鍵が開いており、床には蝋燭が多数、灯されていた。
石神は、妻が頭から血を流し死んでいるのを見つけた。
そこに、妻から電話があり、母の具合が悪いので実家にいるという。
彼は、混乱した。
そこに、刑事が2人、訪ねてきた。
石神の態度に不信感を持った2人は、部屋に入る。
なぜだか、妻の死体が消えていた。
石神は、車に乗せられた。
警察を名乗る男が、「オ・ジヌ」 を知っているかと問う。
さらに、ピストルを出したため揉み合いになり、事故を起こした。
その隙に銃を奪って逃げ出した石神は、車に撥ねられた。
幸い怪我は軽く、その車に乗り込み、連れて逃げてくれるよう頼んだ。
運転していたのは、韓国報道局の女性プロデューサー、カン・ジウォンだ。
石神は、妻に会うために妻の実家に連れていってもらうが、表札が変わっていた。
仕方なく、深夜のファミレスに入る。
そこに、先ほどの男達が乗り込んできた。
表面をなぞっているだけの作品だ。
場面が入れ替わって、ややこしい。
最後は、登場人物に説明させる。
探偵が、最後にトリックのネタを暴く映画ではないのだから、言葉で説明されてもね・・・。