日本のアニメーション映画である。
とある小学校。
本間芽以子 ( めんま ) は、ロシア人の血を引いていて、銀髪碧眼、そして色白。
無邪気だが、大人しい女の子だ。
容姿がみんなと違っていて、友達がいなかった。
遠足の班分けの時、宿海仁太 ( じんたん ) が、めんまを仲間に誘った。
じんたんの他には、しっかり者の安城鳴子 ( あなる )、負けず嫌いの松雪集 ( ゆきあつ )、大人っぽくていつも冷静な鶴見知利子 ( つるこ )、人なつっこくておっちょこちょいの久川鉄道 ( ぽっぽ ) がいた。
6人は「超平和バスターズ」 を結成して、山にある小さな小屋を秘密基地にして遊んだ。
じんたんとめんまは、いつも一緒だ。
ある日、めんまが谷川に落ちて死んでしまった。
仲の良かったみんなは、これを切っ掛けにバラバラになってしまう。
5年後。
高校受験に失敗して引きこもりがちだったじんたんの前に、幽霊のめんまが現われた。
成長した姿だが、精神は亡くなった時の小学生のままだ。
じんたんとは話が出来るし、じんたんには物理的な感覚もあるが、他の人には姿は見えなかった。
めんまは、「お願いをみんなに叶えて欲しい」 と言う。
ただ、願い事が何なのかを忘れてしまっていた。
じんたんは、超平和バスターズのメンバーに、めんまが帰ってきたことを伝えた。
信じたのは、ぽっぽだけ。
しかし、ある切っ掛けで、みんながめんまの存在を納得する。
この作品は、心を揺すぶられる。
誰しもが持っている、幼い頃の後悔するような出来事の思い出。
登場人物と、自分が重なり合う。
とても素晴らしい作品だ。